夜泣きが続き、園バスに乗せる朝はいつも一苦労だった。
親自身がセラピーを受けたことで、夜泣きも母子分離不安も消えていった。
親の無意識の不安は、そのまま子どもに伝わっていた。
検査で卵・大豆アレルギーが判明。除去食を必死にがんばっていた。
「がんばる親」を演じていたことに気づき、肩の力を抜いた頃、アレルギーは自然と落ち着いていった。
親が不安を手放した時、子どもの症状も一緒に変わり始めた。
意味のある文章が話せず、広汎性発達障害と診断。医師には「一生治らない」と言われた。
脳トレを1年続け、3ヶ月で言葉が増加。就学時には普通級でスタートし、バレエ・水泳・体操と、体を動かす習慣も徹底した。
診断結果に縛られず、発育を促す方法を知り、自ら動いたことが道を開いた。
頭を床にぶつけるほどの激しい癇癪があり、見ているだけでつらかった。
親自身のセラピーと夫婦関係の改善を通じて、癇癪はなくなり、穏やかな状態が続くように。
親の心の状態は、思っている以上に子どもに影響している。
中学入学後、荒れた学級と教師の対応で心身が疲弊。頭痛・腹痛が続き、適応障害と診断。学校との間で、家族全員が苦しい時期を過ごした。
スクールカウンセラーや専門家の力も借りながら、親が学校と誠実に向き合い、娘を見捨てずに見守り続けた。フリースクールや塾など、学校の外にも居場所を見つけ、中3から少しずつ教室に復帰。
親の在り方と行動次第で、子どものサポートは可能。
元気に登校していても、テスト本番で頭が真っ白になり、実力を出し切れなかった。
聴覚セラピーを受けて1週間で、幼い頃のような笑顔が戻る。その後は部活の部長を務め、一般入試で希望大学に合格。今は充実した学生生活を送っている。
子どもが困った時こそ、全力でサポートする。それが、自立への一番の近道だった。
他の体験談も、順次公開予定です。
ここに挙げた方法は、それぞれの家族にとって、たまたま合った手段の一つに過ぎません。
世の中には、子どもを助けられる手法が、実はたくさんあります。でも、トラウマを抱えた親御さんほど、日々の思考と思い込みでいっぱいいっぱいで、選ぶための心のスペースそのものがありません。「これがいい」と情報を得ても、行動に移せない。それは、意志の弱さではなく、心に余白がないからです。
さらに、手法を選んだとしても、それが我が子に本当に合うかどうかは、やってみなければ分かりません。合わなければ、また探す。そこには、検証とトライ&エラーが必ず必要になります。
だからこそ、大切なのは、脳トレといった個別の手法そのものではありません。親自身が、心にスペースを取り戻し、健全な自我を育て、成熟した大人としての意識を持てるようになること。そこから、行動する力、諦めない力、そして人に委ねる力が育っていきます。
こそだてハートカレッジが届けたいのは、特定の手法の紹介ではなく、親自身が変わることで、子どもの育ちが変わっていくという、この体験そのものです。
聴覚セラピーなど、各手法の詳細は講座ページをご覧ください。